池袋ウエストゲートパークの感想

脚本、宮藤官九郎さん。これはハズレなしですね。宮藤官九郎さんは色々手掛けていますが、その中でも池袋ウエストゲートパークは私の中では大好きな作品です。何回観ても飽きないですね。私はTOKIOの長瀬がかっこ良くて好きで観てました。このドラマで好きなシーンがあって、タカシの実家が温泉なんですけど、マコトとタカシの二人で入りに行くとタカシの父ちゃん、テツが出てきてマコトをイジるシーンが面白いです。でも、全部面白くて見入ってしまって時間忘れてしまうんですけどね。それと、20年前のドラマなんですけど、いつまでも色褪せる事なく私の中では最高のドラマです。暴力的な内容だったりするけど、それだけという訳じゃなくコメディー要素があるので女性でも見れるようなドラマだと思いますよ。今の時代にはないドラマですよね。宮藤官九郎さん、またこういうドラマ作ってくれないかな。

 

とにかく先見性がすごいドラマです。このあとブレイクする才能が沢山関わっています。後に連続ドラマで主演を務めるような人間が多数出演しています。ブレイク前はどんな感じだったか確認出来て楽しいです。例えば坂口憲二さんや山下智久さんなどはそれほど大きな役では出ていません。原作の大胆な改変も良かったです。原作のマコトはもっと内省的ででしたがドラマ版では主演の長瀬智也さんの魅力が引き立つように変更されています。ハッキリ言って別人になっていますが不快には感じませんでした。統一感のある変えられ方で見ていて楽しかったのを覚えています。斬新な演出もあって完成度が非常に高い作品です。もしこのドラマが視聴出来る環境があれば今からでも見たいと思えるようなドラマです。

 

見どころの1つは豪華キャストです。キャストのほぼ全員が、今や主演級俳優となっていて、このメンバーをもう一度揃えることはおそらく不可能でしょう。
売春や殺人などヘビーな題材が多いものの、思わず笑ってしまうようなシーンがところどころに盛り込まれており、脚本家・宮藤さんのコメディセンスが光っています。特に、森下愛子さん演じる主人公の母親など、終始底抜けに明るく笑いを提供してくれて、暗い展開が多い中でも最後まで楽しめます。原作にはほとんど登場しない人物ですが、ここまで魅力的なキャラクターにしてしまうのは、さすが宮藤さんです。
また、SADSが歌う主題歌も、ドラマが持つ退廃的で混沌とした雰囲気にぴったりで、世界観を盛り上げるのに大きな役割を果たしていると思います。

 

宮藤官九郎さん独特のユーモアの溢れている作品で、今では見なくなったカラーギャングを扱った作品でヤンキーもののドラマです。主人公である誠は凄くめんどくせぇが口癖だったりするのですが、なんやかんやでトラブルに巻き込まれて解決していくのが見所です。特に印象的だったのはメインキャラとも言える俊司が抗争に巻き込まれて殺されてしまうシーンです。主人公の仲間的な立ち位置であり、比較的若い子供が殺されるのは凄く衝撃的でした。また窪塚洋介演じる崇のキャラクターが凄く魅力的で、特徴的なしゃべり方やファッションセンスに魅せられます。全体的にチープな感じをわざと演出していると言うかくだらなさを楽しむ作品だと思うのですが、後半から始まる死リスは一転して見応えがあったりと凄いドラマです。

 

言わずと知れた名作で主人公でトラブルシュータ―の真島マコトが池袋を舞台に数々の事件を解決していくドラマ。当時高校生だった自分には色々と衝撃だったのを覚えています。
登場人物を演じる俳優陣は後に主役級の方々ばかりで、なかでもお気に入りは窪塚洋介演じるタカシでした。エキセントリックで何を考えているかわからない雰囲気や、緊迫したシーンでも緊張感のない言動や行動は大好きでした。
俳優陣だけでなく、脚本が宮藤官九郎だったということも人気の理由の一つだと思います、独特なセリフや言い回し、ストーリー展開なども新鮮でしたし、プラス堤幸彦の独創的な演出が加えられているのも良かったです、今までの人生で何回も観なおすほど大好きなドラマの一つです。

 

一番思い入れがあるのは、G-Boysのキング、安藤崇でしょうか。
原作のタカシはもっと知的でクール、冷淡さを感じるようなキャラクターですが、ドラマのタカシはまさに地元のヤンキーのリーダーといった雰囲気。
喋りはどこか頭悪そうですし、おバカ丸出しの状態を楽しんでいるような、独特の愉快犯的性格が目立ちます。
正直言ってもう「窪塚洋介版」と断言してもいいくらいに原作とはかけ離れた別物になっており、賛否両論分かれるところだと思うのですが……私はとてもいいなと感じました。
窪塚洋介ほどの俳優なら、おそらくクールなタカシを演じることも容易かったはずです。
それでもこの「おバカなヤンキー風」が正解だと感じたのは、物語終盤の展開あればこそ。
山下智久が演じる水野俊司(シュン)が、G-BoysとBlack Angelsの抗争に巻き込まれて死んでしまった際、おちゃらけた雰囲気だった窪塚タカシが怒りによって急激に変貌する瞬間。
あれを見た時、「あぁ、これは紛れもない、原作同様の根っこを持つタカシそのものだ」と感じました。
いわずと知れた長瀬智也演じる主人公、真島誠が必死で制止する際の、タカシの悲痛な絶叫が今も鮮明に脳裏に焼きついています。
「血が流れてんだよッ!」
仲間思いな池袋のキングの本音。
あの軽いタカシの描写は、このシーンのために、もしかしたら堤監督が打っていた布石だったのかなとさえ感じたものです。
怒涛の展開、鳥肌もののシーンの数々、是非ごらんあれ。

 

ドラマとしての池袋ウエストゲートパークでは、なんといっても窪塚洋介さんが演じたタカシが最もインパクトのあるキャラです。暴力的でもあるけど、暴力シーンを重く感じさせない軽妙な言い回しで、重たいシーンを重たく感じさせない場面が多々あります。最初のエピソードでの、「あなたはストラングラーですか」というセリフのしゃべり方がなんともおかしく、とてもシリアスなシーンなのにコミカルに、しかし心に刺さるシーンに感じさせます。全体としては少年犯罪を扱う重たい話ばかりですが、タカシをはじめ、マコトの母親役の森下愛子さんや、渡辺謙さんの上司役のきたろうさんなどもとても良い味を出して、重たい話も軽妙に見せて、飽きさせない演出がたっぷりのドラマになっています。坂口憲二さんや妻夫木聡さん、山下智久さんなど、この当時は一部で人気ははあるものの、まだまだ駆け出しの俳優さんだった人たちが、このドラマ出演以降主演作をどんどん出すようになったことも、このドラマが大変影響力のあったドラマであることを感じます。

 

池袋ウェストゲートパークは池袋を舞台とした若者たちを描いた小説を原作としたミステリードラマです。
放送当時はマコト(長瀬智也)のマネしてBorn To Wildの着メロを流した後に「はい、マコト〜」って電話に出るのがお決まりでした。
今となっては共演できなさそうな大物俳優たちがたくさん出演されていましたね。
ストーリーの大筋としては、マコトといい感じだったリカ(酒井若菜)が何者かに殺されてしまい、犯人探しをしていく話が主。
話が進むにつれマコトとヒカル(加藤あい)が付き合ったり、キング(窪塚洋介)達カラーギャングの抗争があったり、ドーベルマン(坂口憲二)がストーカーになったりと展開が読めずハラハラ。
最終的にリカを殺した犯人が分かるのですが…。衝撃的でしたが、最後には色々納得。
最後の最後まで、これどーなんの?って思わされっぱなしでしたが、今でも記憶に残る楽しいドラマでした。
池袋に行ったらIWGPを思い出さずにはいられなくなりました。

 

窪塚洋介さん、長瀬智也さん、妻夫木聡さん、佐藤隆太さんなど今やビッグネームの俳優陣と宮藤官九郎さんが脚本を務めたこの作品は、今の30代、40代にとってはとても思い出深いドラマではないでしょうか。とにかく窪塚洋介さんが演じたキングこと安藤崇がかっこよすぎました。最強でありながら、どこかゆるいキャラクターとおしゃれ感。どれも窪塚さんじゃなければ出せない雰囲気でした。髪型もかっこよくて、周りにもキングもどきがたくさんいたような記憶があります。ストーリーも池袋西口を中心に街で起こる様々な事件を長瀬さん演じる真島誠たちが解決していくという王道でしたが、そこにクドカンならではのコメディ要素もたくさん詰め込まれており、最高の作品でした。

 

原作とは、キャラクター設定が変更になったり、コメディ要素が強くなりましたが、その違いが逆に面白く新鮮に感じました。
そして、やはりこの作品で外せないのが、マコトです。
「めんどくせぇ」と言いながらも、結局はトラブルを解決するために奔走する姿が、とても頼もしかったです。
マコトの良さを誰よりも知るヒカルや、マコトを慕うマサやシュンの気持ちが、とてもよくわかりました。
そして、なかでも強烈な印象だったのが、タカシです。
マコトを気にいり、何度も勧誘しては断られ、それでも諦めない姿は、ときには異常に、ときには純粋に写りました。
池袋という、ある意味不思議な空間で行われるやり取りが、かなり癖になります。
まるで、別世界のような空気がたまりません。