コード・ブルーの感想

2020年10月19日

コードブルーは、好きでシリーズ全て観ていますし映画も観ました。ドラマの構成が、一つの物語をみんなで追っていくというのではなく、毎話ごとに色々な患者さんの物語が同時進行で展開されていくのが臨場感があり、それまでの日本の医療ドラマにあまりなかった表現で面白いと思っていました。シリーズが進むにつれて主人公たちが成長していき、最初は若くて生意気だった彼らがどんどん頼もしくなっていくのを見て、同世代の自分としてはドラマとは言え共感しおおいに感動したりしていました。一番新しいシリーズ3では登場人物も増え、物語がまた新たな展開になって面白かったので、ぜひこれからも終わることなく、新作を作っていって欲しいと思っています。

 

3rdシーズンが一番、印象に残った良いドラマだと感じています。駆け出しだった5人のドクター&ナースが成長し、今後は、若い人たちの面倒を見ているシリーズでした。5人が5人共に指導方針が異なり、やり方の違いが上手く描かれていました。白石先生が翔北病院のエース的存在であり、フライトドクターの指導方針を書かされるシーンで、「一か月程度しか知らないフライトドクター候補生の指導方針なんて書けない」とバーで頭を抱えてしたシーンが白石先生だった。灰谷候補生がメンタル的に参ってしまった時の接し方も、自分のことは後回し、周りのことを優先する様な所も白石先生らしいと感じ、良いシーンでした。

緋山先生は周りのことより、自分が大事という様な性格面も持っていて、言いたいことはずばずばという様な冷たい先生の様に思っていましたが、成田空港で、針刺しミスがあった時の話は緋山先生の良い所が出ていたと感じました。陰性と分かるまでは、不安だっただろうなと思います。病室へ隔離から解放され、名取先生に言った言葉が印象的でした。「怪我した小指を出して、これは治る傷、治る傷なら、経験すれば良い」という様に、責任を感じている名取先生に、そういった言葉が言えることに凄い先生だと思い、それだけ、名取先生を良く指導していたと感じました。

3rdシリーズの最終回の終わりで、フライトドクター候補生だけで治療をやっている横で、フライトドクターが手術をしているシーンで、相沢先生、白石先生、藤川先生、緋山先生、冴島さんがポツリと「昔の自分たちと同じね」と言っていた会話が面白かったです。

 

コードブルーシリーズの見どころは何と言っても山下智久(以下山P)がカッコ良いところです。同性の私から見ても男惚れする山Pですが、本作ではフライトドクターという非常に難しい役どころを難なくこなすところが、さすが山Pと言うところですね。つづいてヒロインには、新垣結衣が出演しています。温厚で生真面目な白石恵を熱演し、内向的で自己主張が下手なところを見事に演じています。続いて緋山美帆子を演じる戸田恵理子ですが、さすが大女優と思わせるほどの好演です。本作では救急センターを舞台にして、フライトドクター養成を目的にやってきた研修医達の奮闘と葛藤を描いてます。医療系ドラマの決定版と言っても過言ではないぐらい、観ていて感動します。是非見てください!

 

「コード・ブルー」は大好きなドラマで全てのシーズンを見ていますが、特に印象的だったのが白石が自分のせいで黒田先生が腕を切り落とさなければならなくなったエピソードです。黒田先生は白石のことを決して責めませんでしたが、それにより白石がこのまま救命救急を続けていいのかと悩んだところが今でも心に残っています。ヘリに乗れなくなったり、患者さんの前で動けなくなっていた白石が少しずつ復帰をしていったところも面白かったです。シーズン2は、白石がすごく成長をしましたし、シーズン3ではドクターヘリ緊急の代表になるまで成長していたので、白石の成長をずっと見守ってきたような感じがします。そして生意気そうに見えた藍沢が、実はただの天然だったというキャラも好きでした。

 

3シーズン全て見ました。
シーズン1では、主要なキャスト5人が全員新米でしたが、みんな割と優秀でやる気があってガツガツしてる印象でした。藍沢は最初から天才キャラで判断も的確だけど人間味が薄く、白石は真面目で真っ直ぐだけど、新人なりの失敗や葛藤を抱えていました。最初はバラバラだった5人が切磋琢磨して支え合いながら成長していくのが見ものです。
シーズン3まで行くと、時はだいぶ流れて、5人もベテラン医師になっています。新しい新米スタッフ達に指示を出したり、まとめたりする立場で緊迫したシーンはハラハラさせられます。新しいメンバーのゆるい感じはシーズン1と比較するとギャプがかなりあって面白いです。
コードブルーは毎シーズン、メインの大事件が最後の方で起きるので、ずっと目が離せません。

 

コードブルーはシリーズ化され映画化もされましたが、やはりファーストシーズンが最も心に残っています。
主演のガッキー、ヤマピー、戸田さんも良かったけど、指導医役の柳葉敏郎さんが演じる黒田が良かったです。白石役のガッキーのミスで片腕を失う事になる訳ですが、その事件が白石の苦悩・黒田の苦悩から波及した登場人物全体の心の葛藤がドラマ全体に深みを与え、長期のシリーズ化が成ったと思います。
出演した若い皆さんも、緊急医療と言う極限下の現場での行動を表現した事で、難しい心理描写を演じられ役者としてステップアップを出来たのではないかと思います。
それと、フレッシュなフェローとは対照的なりょうさんが演じた指導医の三井女医が、成熟した女性を表現しており、その魅力に惹かれました。

 

シーズン1から劇場版映画まで全て見ていました。シーズン1のときの研修医時代のときは、それぞれ1人1人が苦労していたこと、大変だったこと、辛かったことや人の死に対して悲しむことになったこと、その全てを研修医達を育ててきた黒田先生から教わってきて成長してきているんだなと感じました。最後に黒田先生が事件に巻き込まれて腕を切断せざるを得なくなったときの藍沢先生の決断したときの目や「ワンミッションで多くヘリに乗って優秀な医者になる」と言った言葉など数多くのシーンが心の中に残っています。かつては研修医で教えられる側だった藍沢先生たちが今では教える側になってるときでも黒田先生や三井先生に教えられたことを胸に仕事をしているということがすごく伝わってきていました。

 

私の最も好きなシーンは1st シーズンの第8話で黒田先生が白石先生をかばい負傷したところです。作中で黒田先生は常に厳しく、めったに白石先生等の候補生には優しさを見せておらず、冷たい印象を持っていました。この事件で黒田先生も、思いやりのある医者で、後進を育てるために心を鬼にして接していたのだと思わされました。またこのシーン以降では黒田先生は医療の第一線から離れ、傍で候補生たちの技術面、精神面のフォローが増え、彼女らとの関係性が大きく変わったと思います。私にとってはこの事件以前よりも、これ以降手術ができなくなってからのほうが黒田先生を頼もしく思えるようになりました。キャラの個性を引き出したこのシーンが好きです。

 

救命に新人フェローが入って来ますが、最初はみんな強気だったのにいろいろな救命の現場に立ち会って行くうちに
いろいろな壁にぶち当たって行く所が、見ごたえがありました。
藍沢も最初は自信に満ちていましたが、おばあさんが運び込まれて自分のことが分からなくなったり、黒田先生の腕を切断してからは、医者として成長して行きますがその藍沢が成長して行く姿がとても良かったです。
藍沢が売店におばあちゃんを連れて行った時に、自分にお菓子を食べさせたいとおばあちゃんが一杯お菓子を買うシーンで涙をするシーンがとても感動しました。
それまで、クールな印象だった藍沢がおばあちゃんの自分を想う気持ちを目の当たりにして涙を流すというのがこのコードブルーの最初のシリーズで一番好きでした。

 

シーズン3で、新人ドクター達の成長が著しくて微笑ましかったです。特に印象に残っているシーンは藤川先生が地下鉄崩落事故にあい奥さんであるナースの冴島と今後の事を考えたり、結婚式がなかなか挙げられない中なのに、余命わずかな患者の為に予約していた式場を譲り患者は容体が急変してドレス姿で病院に運ばれてくる。その花嫁が「あなたも挙げなさいよ」と冴島に言うシーンがグッときました。その後、藍沢先生などの計らいで病院の中庭での挙式が行われるシーンでは幸せな姿と素敵な仲間に囲まれて素晴らしい式でした。私はそれまで、藤川先生と冴島ナースの幸せを願っていたので。ラストではそれぞれの大切な選択ができたのでこのドラマの集大成を感じました。